2022.09.28
PADMエラー修理 991(991.2型)
991.2GT3がPADMエラーにてご入庫です。991、981系でなかなかな確率で発生する故障の一つですね。
PADMとはスポーツクロノパッケージ装着車に装備されている電子制御のエンジンマウントのことで、
『Porsche Active Drivetrain Mount』の略になります。PADMは電子制御にてマウントの硬さを変化させ、
乗り心地とレスポンスの両立を測っている高性能なパーツですが部品代がお高いんですよね。。。
さて実際に車両を確認していきましょう!メーター表示の様子です。
故障「PADM」表示です。通常走行は可能とありますがエンジンを掛け直してもエラーは出っ放しです。
普通に乗っているだけでは車両の挙動変化(分からないだけ?)は故障の前と後で感じることは無く
メーターに表示が出て気になって仕方がない感じですね。
テスターにてエラーコードを診断すると右側のマウントがエラーを起こしていました。
今回はエラーが出ている右側のみ交換していきます。991系のマウント交換はバンパーを外しアクセスをします。
マウントが外れ診たので配線が取り付くセンサー?ユニット?部分のフタを外してどうなっているかちょっと覗いてみます。
パソコンのCPUを思わせるユニットが入っていますね(小っちゃい)。ん?乗っかっているだけ?そもそも外れてる?
これが原因でしょうか?
細かすぎてちょっと原因不明でしたのでとりあえずマウント交換サクッと完了です!
交換後エラー表示も消え、診断機にてフォルトコードリセットを行い作業完了です。
今回はPADM付きマウント交換で本来のまま(GT3ですので)修理させて頂きました。
981系でも多く見られますPADM不良ですがノーマルマウントに変更することも方法の一つですね。
不具合が起きた場合はお気軽にご相談下さい!