1986年モデル　911 カレラ エンジンオイル漏れの修理です。

内外装ともにとてもキレイな911です。

ナローからモデルチェンジとなったGシリーズ通称ビックバンパー。930と呼ばれていますが正確には930と呼ぶのはターボだけなんです。

オイル漏れが広範囲に飛散していましたので一度清掃をしてテストランを実施して漏れ箇所を特定させる事にしました。

何度か清掃→走行テストを繰り返した結果、1-3バンクのカムハウジングと4-6バンクのバルブカバーから確認できましたので早速エンジンを下ろしていきます。

チェーンカバーを開け、順番にタイミングチェーン、カムスプロケ、バルブレバー、カムシャフトと外していきます。
言葉で表すと簡単そうに見えますが細かな注意点も多くあり慎重な作業になります。

カムハウジングが外れたら清掃をして組み付けていきます。
再度漏れて来ないように慎重にシーリングします。

バルブクリアランス、タイミング、リフト量を調整し組み付け、車体にドッキングしたら完成です

実際に走行をしてみてオイルの漏れ確認作業をします。しっかりと改善している事が確認できました。